前回は、妊活を始めてから妊娠するまでを書きました。
今回は、妊娠中一番つらかった「つわり」の時期について書きたいと思います。
私のつわり期間は約1か月半でした
結論から先にお伝えすると、私は妊娠6週目という結構初期の段階からつわりを感じ始め、安定期に入る16週目ごろまでつわりがありました。
つわりの種類は、食べづわり(何か食べていないと気持ち悪い)、匂いづわり(特定のにおいが気になる)、吐きづわり(嗚咽が止まらない)、眠りづわり(とにかく眠い)が主でした。
正直こんなに辛いのかと、涙を流すこともありました。そんな私が乗り越えた方法や経験談をお伝えすることで少しでも参考になればうれしいです。
妊娠6週目、つわり開始
最初のつわりは、食べづわりと吐きづわりでした。食べてないと気持ち悪いし食べても気持ち悪い。
そもそも食べてはいけないものにも気を付けなければいけない中で、食べれないものがどんどん増えて、何を食べたらいいのかわからない状態でした。
食べられるものを探す
対策としては、とにかくいろんな情報から自分に合った食べられるものを探すことだと思います。
一般的には、マックのポテトとか聞きますが、私は油ものは全然ダメでした。
私は比較的味が薄くて、シンプルでさっぱりしたものが良かったかなと思います。
チョコのカフェインやハムのような加工食品など、気にしてしまうかもしれませんが、そんなこと言っていられないくらいどんどん食べられなくなるので、この時期は食べられるものを食べるという意識でいいかと思います。
妊娠9週目、つわりのピーク
妊娠9週目は、心拍は確認できているけれど、人に言うにはまだ早いかなと不安になるような、まだまだ見た目にはわからないという段階です。
そんな、人に言えないし見た目にはわからないような状況でくるつわりのピーク。
辛いなんて一言で表せるものではありません。
自分でもまだ妊娠というものに対して手探りでわからないことだらけ、母になる覚悟なんてできていないし、人にどうしてもらうのが正解かなんてわかりません。
いろんなことができなくなって、自己嫌悪にも陥るし、色々調べなければいけないのではと焦ることもありました。
とにかくここを乗り越える。そのためのヒントがこちらです。↓
メンタルの保ち方を探す
とにかく自分を大切にする
まだ妊娠歴も浅く、わからないことだらけだと思います。
ただ、これから約10ヶ月赤ちゃんを無事に胎内で育て上げなければいけません。すでに子育ては始まっています。一番大事なのは自分とお腹の中の赤ちゃんです。
つわりのストレス、ホルモンバランスの乱れ、精神的にも体的にもどんどん変化してきます。
変化を認め、言葉にして吐き出すようにしていきましょう。
私は、この時期に一度旦那にブチ切れました(笑)
普段なら許容できるようなことも、正直精神が不安定で受け止められなくなります。
自分の機嫌くらい自分で取ってくれと。お前の辛いを聞ける余裕はないと。
その結果、彼は自分の機嫌は自分で取ってくれるようになりましたし、家事も少し手伝ってくれるようになりました。
言わなくてもやってくれよと思いがちですが、旦那は自分よりも親になる覚悟なんて持てていないでしょうし、自分から情報収集しようとする人も少ないです。
言い方はもちろん大事ですが、あなたの世話はしていられない、私はとってもつらい、と多少過剰にでもいいので伝えて優しくしてもらうように動いておくと少し楽になります。
ちなみにうちの旦那はどんなに頼んでもニンニクを食べるのをやめてくれなかったし、お酒も目の前で飲みます。家事は最もひどかった時に3日ほどご飯を作ってくれたくらい。その後、もう飽きたから作らないと言われました。私も普通に働いているのに。しかもつわりで苦しんでいるのに。もっともっときりがないくらい優しくないエピソードはあります。客観的にみると本当にどうしようもない人だなと思いますが、そこに対して向き合う気力もありませんでした。そして、言っても無駄だなと心を閉ざしました。彼が平穏にいてくれる、それだけを願う限りでした。
甘える・頼る
最初にやったこととしては、会社への報告です。もちろん全体への周知はできる段階ではないので、安定期までは一部に留めておいてくださいとお願いをしつつ、体調が悪くなるかもしれないのでという保険を関わる社員の方には伝えておいてもいいのかなと思いました。
私はつわりがひどいということを伝えて、フルリモートにしてもらい、出社のストレスを回避しましたし、会社からメロンが送られてきたりなど、ありがたいことばかりでした。
情報源を決める
正直、妊娠や出産は人それぞれという要素が強すぎて、どの情報を信じていいかわからなくなります。
親の言うことは何十年も前のことだし、友人とは体型も違う、あの人はつわりがないと言うし、この人はものすごく辛そうで見ているとこっちまで辛くなる。。
産婦人科、Google、親、YouTube、掲示板サイトなど、情報源はたくさんあります。
沢山の情報で安心できる人、逆に不安になる人、受け取り方もそれぞれですので、自分に合った「迷ったときにはこの情報を信じる」というものを決めておくのもいいのではないかと思います。
ちなみに、私の情報源は
①通っている産婦人科の情報(自分の体を診て言っていることなので一番信用する)
②たまひよの同じ時期に産まれる人の情報(リアルタイムの経験で同じ人を見ると安心できる)
に絞りました。特に余裕のない時期はなるべく少ない情報にするといいと思います。
辛い時は泣く
食べるのが好きだったのに、何も食べられなくなる。
何を食べてもおいしくなくて、食べても食べなくても吐き気が止まらない。
ついには水も飲めなくなり、脱水症状で点滴を打つ。
身近に相談できる人もいない。つらさを共有できる人もいない。
妊娠なんて、子どもなんてと最悪のことを考えてしまうこともありました。
そんな時、私はインスタの#つわり のハッシュタグから、妊娠悪阻に苦しんだ方の漫画レポに出会いました。点滴を打っている間の待ち時間、その漫画を読んで私は病院で号泣しました。ちなみに点滴は約4時間半に及びました。
今まで、あなた以外にも辛い人はいるのよなんて言葉は全く響かなかったし、だれがどんな状況でも私はつらいんだ!!!って思っていたのですが、励まされるってこういうことなんだなと思いました。
当時は思えませんでしたが、つわりは赤ちゃんが元気に育っている証拠です。辛いのは今だけ。その内ゴールが見えるので今だけ、もう少しだけ、泣いて笑ってストレス発散しながら乗り越えましょう!!
妊娠11週目、ピークの終わり
甘える、頼る、泣くを習得したからかもしれませんが、少しずつ私の日々に平穏が戻ってきました。
食べられるものは相変わらず奮闘中ですが、グレープフルーツジュースやOS1に出会って水分は取れるようになりました。
匂いづわりにはマスクで対応。ご飯を作る時もマスクをしていました。
嗚咽はするけど吐くことはほとんど無くなりました。
食べれないことになれてきたのもありますが、時に諦めることを覚え、虚無を貫き通すことで乗り越えていたような気もします。
妊娠13~16週目、つわりの終わり
妊娠13~16週目くらいに徐々につわりの終わりを感じてきます。
最初に食べづわりがなくなってきました。
あれ?気持ち悪くないかも?あれ?食べれるかも?というところからが終焉のはじまりです。
いちばん辛いのがこのつわりだったので、これがなくなるだけでだいぶ違います。
ただ、食べれることで食欲が増えるのかと思いきや、食への興味が薄れたというか、食べることへのトラウマが少しできてしまい、食欲は減りました。
匂いづわりはまだあります。特にスーパーの魚売り場と柔軟剤売り場は匂いがきつく、マスクは必須でした。家のボディーソープは無臭に変えてよかったなと思います。
眠りづわりはまだ続きますが、正直これは寝ればいいです。寝ちゃいましょう。
つわりが辛い人に伝えたいこと
ここまで私の経験してきたつわりについてお伝えしてきました。
もちろん人によっては期間も違いますし、安定期に入ってもつわりがあるという方もいらっしゃると思います。無責任にこの時期に終わると言いたい趣旨のものではありません。
ただ、つわりはいつか終わります。つわりが終わると自分自身にも余裕が出てきて精神的にも安定してきます。
そして、その先にはどんどん赤ちゃんのことが可愛くなる日々が待っています。
今はただ、自分のメンタルを保つ方法だけを考えて、乗り越えましょう。
自分より辛い人を見て勇気をもらうもよし、自分の辛さを全面に出して不幸自慢しても大丈夫です。
一番は周りに協力してもらうことかもしれませんが、私は当時上手にできませんでした。妊娠を考え、つわりが来るまでに対策をしておけたらもう少し楽だったのかなとは思います。
例えば旦那へのどうしてほしいかのお願いとか。つわりの時に食べられるものとか。心の準備とか。家の中でもできるストレス発散の方法を探しておくとか。
もし体調のマシな日があれば、少しだけでも前向きに考えられる情報に出会いに行けるといいですね。
全力で応援しています。無理はしないで、ただひたすらに乗り切りましょう!